ローズウォーター

ローズウォーターについて

薔薇の花びらから抽出されたエッセンスがぎっしりの天然化粧水− ローズウォーター 。 「バラ水」なんて呼ばれ方もしているみたい。 優雅で甘い薔薇の香りは、気持ちをリラックスさせて、ストレスなどを和らげてくれるという効果があります。 薔薇エキスの特性である治癒力がお肌のトラブルも解消して、化粧水としての効果もバッチリ。

■ 世界屈指の薔薇の産地〜ブルガリア

ブルガリアは、ヨーロッパはバルカン半島に位置し、東側は黒海にも面しています。 ブルガリアといえば、薔薇とヨーグルトで有名ですね。 ヨーグルトの商品名にも使われているので、ブルガリアと聞いてヨーグルトと思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。 でも、観光などで旅行に訪れたことのある人なら、香水の特産地で有名だということを思い出すのでは? ブルガリアを訪れた人からのお土産として香水をもらった、なんていう方もきっといるでしょう。 ブルガリアの香水は、輸出品としても代表的なもので、お土産だけで知られているわけではありません。

 

ブルガリアの香水といえば、やはり薔薇がメインでしょう。
バルカン山脈のふもとにある「バラの谷」では、薔薇の栽培が盛んです。山に囲まれた丘陵地帯で、昼夜の温度の差が大きく、湿度も低い乾燥した気候とその土地の土壌が薔薇の栽培に適していたのでしょうね。5〜6月のシーズンには、バラの谷一帯に色とりどりのバラの花々が咲き乱れ、ブルガリアの民族衣装を身につけた女性たちがバラ摘みをしている光景は、とても詩的で美しいものだそうです。 ブルガリア産のバラは、世界のバラ香水の原料の70%を占めるくらいのシェアを誇っています。量だけでなく、品質も世界一と言われています。ブルガリアの薔薇は、シャネルやティファニー、ゲランといった世界的に有名なブランドの香水の原料としてなくてはならないものなのです。

■ ローズウォーターのできるまで

1.バラの花びらの収穫

バラの収穫は、毎年5〜6月に行われます。 香水の原料になるバラとしては、「ダマスクローズ」という品種が最も良いとされています。このダマスクローズは、1年のうちのこの1ヶ月の間にしか収穫することはできません。しかも、朝露に濡れてみずみずしい状態を保っている早朝が一番収穫に適しているので、本当に短期間に集中して収穫しないといけないという大変な作業の元にバラは摘み取られて、香水の原料となるのです。 1kgのローズオイルを抽出するためには、なんと3.5〜4tのバラが必要なのだそうですよ。

2.バラの花びらを水蒸気で蒸留する

パラの花びらを銅釜(カザンラク)に入れて水と共に熱し、十数時間かけて水蒸気で蒸留します。この時の水は、ミネラルが豊富な地下水が使われていて、ローズウォーターを作るのに最適な水なのです。ブルガリア産のローズウォーターが高品質と言われるのは、そこにもヒミツがあったのですね。

3.液体に還元する

2で蒸気になった成分をパイプで集めて、冷却して液体に還元します。その液体は2つに分離し、2層になります。そのうち表面に浮かんでいるオイル状のものがエッセンシャルオイルとして使われるローズオイルで、下の部分の水状のものが ローズウォーター です。ローズオイルの成分が溶け込んでいて、ローズの香りとエキスが含まれている天然の化粧水なのです。

■ 使い方いろいろ、ローズウォーター

「ローズウォーターを顔に使う」〜フェイスローションとして

毎日のお肌のお手入れにローズウォーターを使うと、乾燥を防いでお肌もしっとりします。 ローズウォーターには、バラが持っている殺菌効果により、にきび肌などトラブルを起こしている肌にも効果があります。 化粧した後に、ローズウォーターを顔にひと吹きすれば、メイクが馴染んで崩れにくくなりますよ。お出かけの前にひと吹きするだけで、気分もリフレッシュ! メイクはしっとり! 一石二鳥です。

「ローズウォーターを全身に使う」〜ボディローションとして

手や足のかさつきに使うと、効果抜群です。 入浴後に全身ボディローションとして使えば、全身バラの香りに包まれて、身も心もリラックス! アトピーなど皮膚のかゆみや日焼け後の炎症にも効果があります。家に帰ったらローズウォーターをひと吹きすれば、紫外線による皮膚の火照りを鎮める効果もあります。

「ローズウォーターを髪に使う」〜ヘアミストとして

ローズウォーターを髪にひと吹きすれば、髪の乾燥に働きかけるので、ヘアスタイルにまとまりをもたらします。 ブローの前のひと吹きが効果的!

ローズウォーターのちょっと変わった使い方

ローズウォーター使用上の注意

天然成分100%のローズウォーターは、防腐剤などの化学添加物を使っていないものがほとんどなので、夏場は、常温で保存するのではなく、冷蔵庫で保管しましょう。冷やしておけば、そのまま使うよりもクールダウン効果がさらに高まります。 当然ながら、それ以外の季節も、直射日光が当たる場所や高温多湿な場所でのローズウォーターの保管は避けた方がいいでしょう。添加物を使用していないタイプのローズウォーターは、長くても1年以内に使い切るようにしましょう。 妊娠初期(4か月まで)の方は、ローズウォーターの使用を避けた方が無難です。

■ バラの恩恵を受けた食べ物〜ローズジャム

ローズウォーター以外にもバラを原料とした製品があります。 例えば、バラの花びらを煮詰めて作ったジャム。 便秘に効果があるとされています。でも、あまり食べ過ぎると、お腹が緩くなってしまうそうなので、食べ過ぎは禁物です。 ローズジャムは、ヨーグルトや紅茶、ハーブティーに入れたり、アイスクリーム、ビスケット、パンに添えたり、と様々な食べ方があります。他のものと一緒に食べるだけでなく、ジャムに白湯を注いだバラ湯として楽しむという方法もありますよ。バラの花びらがカップの中で広がる様子を見ていると、なんとも優雅な気分になれそうですね。


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