菊芋

菊芋について

■ 菊芋とは

菊芋(キクイモ) とは、ひまわりに似た黄色い花を咲かせる キク科ヒマワリ属の多年草です。

花の高さはおよそ1.5mから3mまで伸びるので、時には人の身長よりも ずっと高く成長します。現在ではそのかわいい花のほうが注目されていますが、 実はこの菊芋の地中にできる根槐に驚くべき効能があることが発見され、そちら も今注目を浴びています。

■ 菊芋に含まれる、イヌリンの効能とは?

イヌリン は「天然のインシュリン」と呼ばれ、キク科の植物により多く含まれていると言います。 その内でも特に、菊芋が一番含有量が多いと言われています。

血糖値の上昇を抑える

じゃがいもなどのイモにはでんぷんが含まれ、でんぷんは血糖値が上昇すると言います。 しかし、菊芋は名前は芋でも、実は芋ではありませんので、でんぷんが含まれているわけではな いのです。菊芋に含まれる糖分のほとんどがイヌリンで、イヌリンは胃で消化されず分解されて も果糖にしかなりません。果糖はブドウ糖とは違い、 血糖値 をあげることは ありません。そして、イヌリンは胃腸で吸収されずに内部に繊維質となって膜をつくり、糖やコレステロール、 脂肪が体内へ吸収されるのを防ぎます。そのため血糖値の上昇を抑えます。また、菊芋と一緒に ほかのものを食べても、余分な栄養素が吸収されるのを防いでくれます。 

イヌリンは善玉菌を増やして腸をキレイにする

イヌリンは腸内の消化管を通っている間にフルクオリゴ糖に変化します。フルクオリゴ糖は 果糖とブドウ糖がつながった栄養素の事で乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の餌となります。 そのため、イヌリンを含む菊芋は 善玉菌を増殖 させ腸がきれいになり、体調がよ くなると言われています。

ダイエットにも役立つ、菊芋

菊芋を食べると基礎代謝が高まり、体内に取り込んだ栄養分をエネルギーへと変えてくれます。 そのため、太りにくく痩せやすい体になります。また、カロリーが少ないのに満腹感をえられるため食 べすぎを防ぎます。このため、菊芋は ダイエット にも役に立つと言われています。

■ 菊芋を食べる

菊芋はどんな食べ物?

菊芋は見た目は芋というよりも、生姜に似ており、ジャガイモのような舌触りで、風味は ごぼうに似ています。食べる時の注意として、水につけすぎないことと、酢酸やアルコールに弱 いので、酢やレモンとはあまり一緒にして食べないほうが良いとされています。

菊芋の正しい保存方法

菊芋を保存する時は冷蔵保存してください。菊芋は春から秋にかけて常温で保存しますと 芽が出てきてしまいます。芽が出るとインスリンの含有量も減ってしまいますので、必ず冷凍保 存してください。
また、菊芋は土に埋められたまま保存するとさらにインスリンの減少を抑えることができるの で、冬季に長期保存する場合は、土の中に埋めて保存し、食べる時は必要な分量だけ掘り起こ すことをお勧めします。

■ 強い子、菊芋 - 砂漠化・温暖化の救世主 -

菊芋は年間で最低気温が17度以下である地域ならば世界中どこでも育てられる強い植物 です。太陽さえあれば乾燥している地域でも育つとされています。そのため、菊芋は乾燥した地域 で 砂漠化 の防止運動に利用されたりしています。また、成長が早いことを利用して 温暖化 防止など にも役立つとされています。

菊芋は見た目はかわいらしい花ですが、根の効能やその環境適性はとてもすばらしい植物なのです。


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