納豆キナーゼ

納豆キナーゼについて

健康な人でも2人に1人は血液がドロドロ状態にあると言われています。 血液は、サラサラであれば体の隅々までスムーズに流れますが、ドロドロであれば流れにくくなります。血液をドロドロ状態のまま放置しておくと、動脈硬化のみならず、重大な病気を引き起こす原因になる可能性があります。 納豆キナーゼ で血液をサラサラ状態にしましょう。

■ なぜ血液ドロドロではマズイのか

血液は様々な重要な役割を担っています。肺から酸素を取り出し、全身に酸素や栄養素、ホルモンを運ぶことや、また、二酸化炭素を回収して肺に運び、老廃物を排泄器官へ運び出すこと、などです。
個人差もありますが、一般的に血液は体重の7〜8%程度あると言われています。体重60kgであれば、約4.6リットルもの血液が流れていることになります(一升瓶で約2本半分)。そして大動脈から毛細血管まですべてを繋ぐと、成人の場合で10万kmの長さになります。これは、地球を2周半する距離に相当します。
サラサラな血液であれば30秒〜1分程度で体内を一巡します。血管を流れる血液の速さは、最も太い血管である大動脈(直径2.5〜3cm)で1秒間に1mの速さ、二番目に太い下大動脈で1秒間に約25cm、最も細い血管である毛細血管で1秒間に1mmです。


10万kmに及ぶ血管のほとんどが毛細血管です。毛細血管の内側の直径は、組織によっても異なりますが、平均5〜6μm(6/1000mm)前後と言われています。一方、血管を流れる赤血球の直径は約8μm、厚さ2μm、白血球の直径は6〜20μm、平均12〜15μm、血小板の直径は2〜3μm。このため、毛細血管を通過する際、赤血球と白血球は自らの形を変形させます(変形能)。特に赤血球は優れた変形能を持ち、健康な赤血球であればあるほど自由自在に自らの身体を変形させることができます。


通常、赤血球の寿命は約120日(白血球の寿命は3〜5日、血小板の寿命は10〜14日)。赤血球の弾力性は寿命が近づくにつれ失われ、変形能も低下していきます。赤血球の変形能は老化以外の要因でも低下します。血液中に中性脂肪やコレステロールが多い状態(高脂血症など)、高血糖の状態(糖尿病など)、血中に活性酸素が増えた状態などです。変形能が低下した赤血球は、通常免疫組織によって処理されますが、免疫系のバランスが乱れていると、変形能を失った赤血球が血液中に滞ることになります。

一方、白血球には変形能のほかに粘着能と呼ばれる機能を持ち、体に浸入したウィルスや細菌を感知すると、血管壁に粘着して対象を攻撃します。この粘着能が高すぎると、毛細血管の血流を妨げることになります。また、血小板は凝集能と呼ばれる機能を持ち、ケガなどの外的な要因あるいは赤血球や白血球の異常による内的な要因で血管が破れると、その血管の傷口に集まって塊を作ります。血管の傷が多ければ多いほど、血管内に血小板の塊が増えます。これもまた血流を妨げる原因になります。


このように、赤血球と白血球がうまく変形できなかったり、血小板が凝集していたりする状態を、血液がドロドロ状態である、と表現します。 血管に血液が詰まった状態を放置しておくと、動脈の壁が硬く、もろくなる動脈硬化に進行してしまいます。動脈硬化には、粥状脈硬化(アテローム動脈硬化)、細動脈硬化、中膜硬化の3種類があります。このうち、血液中のコレステロールや中性脂肪が血管の内壁に蓄積し、内壁がドロドロとした粥状に腫れ、血流を悪くしたり、血栓ができて血液の流れを止めてしまったりするのが粥状脈硬化です。血管が詰まると心筋梗塞や脳硬塞などを、血管がもろくなると大動脈瘤や脳出血、くも膜下出血などを引き起こす原因になります。 生活習慣に問題があると、10代でも血液はドロドロになります。血液がドロドロになる大きな原因の一つとして、コレステロールが挙げられます。コレステロールは赤血球の変形能に大きな影響を及ぼします。中性脂肪やコレステロールが必要以上に多くなり過ぎる病気は高脂血症と呼ばれ、やがて動脈硬化となります。高脂血症の多くはほとんど自覚症状を伴いません。

■ 血液ドロドロの主な原因


■ あなたの血液はドロドロ?サラサラ?

 実際に血液がサラサラかドロドロかを知るためには血液検査が必要ですが、生活習慣でも簡単にチェックすることができます。 以下の項目に当てはまるものが多い人は、血液がドロドロしている可能性があります。生活習慣を見直してみましょう。


■ 納豆キナーゼのパワー

納豆は、数ある日本の伝統的な発酵食品の中でも、最も優れた健康効果を持つとされています。その多彩な効能のうちでも、強力な作用で注目を集めているのが 納豆キナーゼ ( ナットウキナーゼ,NattoKinase )です。

納豆キナーゼ以外にも、血栓を予防したり、血栓症の回復を早めたりする成分はいろいろあります。ココアに含まれるテオブロミン、にんにくに含まれるアリシン、黒酢に含まれるペプチド、 イチョウ葉エキス に含まれるテルペンクラトンなど。しかし、そのほとんどが血栓を形成するときの引き金となる血小板の凝縮を阻止するものであって、既に形成されてしまった血栓を溶解するものではありません。

納豆に含まれるナットウキナーゼは、1980年、倉敷芸術科学大学の須見洋行教授が心筋梗塞や脳梗塞などの血栓溶解酵素を研究している際に発見した酵素です(発表は1986年)。これは納豆に含まれる納豆菌が作り出す酵素で、尿に分泌される血栓溶解物質のウロキナーゼ(urokinase)に因んで納豆キナーゼと命名されました。須見教授によれば、世界中の食品200種類以上を検査した結果、納豆キナーゼほど強力な血栓溶解作用を持つ成分はないそうです。 納豆キナーゼ は世界で唯一 納豆 だけに含まれています。


さて、納豆キナーゼは酸に対して非常に弱く、pH4以下ではほとんど活性が失われてしまいます。胃酸(gastric acid)はpH1〜2ですが、納豆キナーゼはネバネバによって胃酸から保護されています。
ネバネバした食品は、納豆のほかに山芋やオクラ、昆布、などが挙げられます。このネバネバした物質は糖たんぱく質(グリコプロテイン,glycoprotein)でできており、総称してムチン(mucin)と呼ばれています。
このムチンは、人を含めた動物の腸管、気道、口腔、子宮などの粘膜を覆っています。中でも、胃は厚いムチンで覆われています。このため、強烈な酸性液である胃酸(gastric acid)によって胃が溶けることがないのです。
納豆がムチンで覆われていても、ナットウキナーゼの活性は胃酸のためにかなりの割合で失われてしまいます。つまり、納豆を食べるときには、ネバネバさせればさせるほどよいのです。

旅行者血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群(またはロングフライト症候群)は、航空機のエコノミークラスのような狭い座席に長時間座ったまま足を動かさずにいることにより、静脈血がうっ滞して血液粘度が上昇、血栓が生じて発症すると考えられています。エコノミークラス症候群を予防するには、血行をよくしたり、水分を補給したりするなどの方法がありますが、長時間のフライト前に納豆キナーゼを摂取することでも予防することが期待できます。

■ 納豆キナーゼだけじゃない、納豆パワー

納豆にはまた、腸内の善玉菌を増やす納豆菌や、骨にカルシウムを沈着させる働きがあるビタミンK2が、ほかにも健康や美容に有効な成分が豊富に含まれています。

便秘解消

納豆の納豆菌は、納豆キナーゼと異なり、胃酸に負けずに腸まで届きます。納豆菌は小腸で繁殖し、大腸にいたると死んでしまいますが、腸内の善玉菌(ビフィズス菌)を増やす一方で、悪玉菌の増殖をおさえ、発ガン物質や有害物質を減らす作用があります。こうして腸内環境が整えられると、便秘が改善され、有害物質を分解する肝臓の負担も軽くなります。 また、納豆には食物繊維も豊富に含まれています。

抗菌作用

納豆菌の醗酵物の中には、病原性大腸菌O-157などに対する強力な抗菌作用があることも報告されています。胃・十二指腸疾患の発症に関与すると考えられているヘリコバクター・ピロリ菌(helicobacter pylor)に対しても、強力な抗菌作用があることも確認されています。
→ピロリ菌除去効果のある食品・・ マヌカハニー ・ ガジュツ

骨粗鬆症予防

骨を作るには、カルシウムだけではなく、ビタミンD、ビタミンK2が必要です。カルシウムは、ビタミンDによって小腸から血液中に取り込まれ、ビタミンK2によって骨に定着されます。ビタミンK2は通常腸内の大腸菌によって生成されます。腸内環境が乱れて大腸菌の働きが低下すると、ビタミンK2をうまく生成することができず、ビタミンK2の量が不足して骨が弱くなります。 ビタミンK2は、アオノリや卵、乳製品などにも含まれますが、納豆に最も多く含まれていると言われており、ビタミンK2の不足を効果的に補うことができます。

美肌効果

納豆には、美肌効果のあるレシチン、ビタミンB2、ビタミンE、イソフラボン、サポニンも豊富に含まれています。中でも、レシチンとビタミンEの組み合わせはお肌のアンチエイジング効果を高めてくれます。

■ 納豆はネバネバさせろ!

納豆は、大粒よりは小粒、小粒よりはひき割りを選ぶとよいでしょう。表面積が大きくなると、納豆菌がよく作用して醗酵が進みます。 また納豆を購入してから少し日をおくと、さらに醗酵が進みます。 醗酵が進むと、 納豆キナーゼ や ビタミンK2 が 増えます。 賞味期限ぎりぎりくらいに食べると、納豆キナーゼやビタミンK2の効果を高めることができます。納豆独特の臭いや粘りをおさえた商品も多数出回っていますが、その粘りや臭いにこそ納豆パワーがあるので、臭いや粘りをおさえていない商品を選ぶのが一番です。


納豆の臭いや粘りが苦手な方は、シソやネギ、山芋、卵など、いろいろな調味料や薬味、具を混ぜることで食べやすくなるので、試してみてください。 おすすめの調味料はマヨネーズ。マヨネーズはカロリーカットされているものを使うとよいでしょう。 おすすめの薬味はやっぱりネギ。ネギに含まれる硫化アリル(allyl sulfides)には、血液の流れをスムーズにする作用があり、納豆と組み合わせることによって、血液サラサラ効果を高めることができます。 納豆をよく混ぜてネバネバさせてから、それらの調味料や薬味、具を混ぜ合わせるのがコツ。 納豆の臭いや粘りがどうしても苦手な方は、サプリメントで摂取するとよいでしょう。

■ 納豆キナーゼの効果的な摂り方と注意

納豆は冷凍すると約3ヶ月保存することができます。 血栓が一番できやすい時間帯は深夜2〜3時頃と言われており、また納豆キナーゼの効果は約8時間前後続くので、納豆は夜に食べるのが理想的です。 納豆キナーゼは熱にも弱いので高温料理には不向きです。ご飯の上にのせる程度であれば問題はありません。 なお、血栓凝固防止薬・ワルファリンカリウム(商品名ワーファリン,warfarin)を服用している場合、納豆のビタミンK2がワーファリンの作用を弱めてしまうので、医師や薬剤師に相談してください。 また、納豆にはプリン体(purine)が多く含まれ(100g当たり113mg)、長期間大量に摂取し続けると尿酸値が上がります。尿酸値が気になる場合は注意しましょう。


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