タヒボ

タヒボについて

今や日本では200種類以上の健康茶を入手することができます。健康維持や体質改善、ダイエット、アンチエイジングのため、大勢の方が毎日利用していることでしょう。 数ある健康茶の中でも、 タヒボ茶 は今最も注目を集めています。

■ 神の恵みの樹・タヒボ

タヒボ は、南米アマゾン川流域の熱帯雨林地帯原産の Bignoniaceae Tabebuia(和名ノウゼンカズラ科タベブイア属)の樹木の一種です。 ノウゼンカズラ科の樹木は数多く世界中に分布しています。そのうちのタベブイア属の樹木は南米地域ではポピュラーな樹木で、アマゾン川流域でも30種類以上、南北アメリカ大陸をあわせると100種類以上が確認されています。 タベブイアは、白、黄、橙、ピンク、紅、紫など様々な色の美しい花を咲かせることで知られていおり、花の色によって総じて白(イペー・ブランコ)、黄(イペー・アマレーロ)、紫 (イペー・ロショ)の三種に大別されます。黄色い花を咲かせるものはブラジルの国花として親しまれています。南米アマゾン川流域は薬用植物の宝庫で、確認されているだけでも2,500種類以上あります(中国の漢方生薬は5,700種類以上、日本の漢方生薬は200種類以上)。その中でも、タヒボ(ノウゼンカズラ科タベブイア属の「イペー・ロショ」いわゆる「紫イペー」)と呼ばれる種類が最も薬効があると言われています。タヒボに分類される樹木は実に50種類もあり、生育地域によって含まれる成分の特性が異なっています。

■ ノウゼンカズラ科タベブイア属(一部)の花の色分け

薬効成分が高い紫イペーは、現地では、イペー・ロショのほかに、Pau d'Arco Roxo(パウダルコ・ロショ)、Lapacho(ラパチョ)、 Taheebo(タヒボ) 、Tabebuia Ipe(タベブイア・イペー)、Tahuari(タフアリ)など、20種類以上の呼び名で呼ばれています。
紫イペーの歴史は古く、1500年前に遡ることができ、様々な伝承が貴重な資料として残されています。かつて、古代インカ帝国(正確に言えばタワンティン・スーユ)のインディオたちは、紫イペー (注1) の内部樹皮を煎じ、その多岐に渡る薬効により『神の恵みの木』として愛飲し、ときには金と交換するほど貴重な宝物として珍重したと伝えられています。

注1) 現地ではアベラネダエ種を含めて紫イペー全般を[ タヒボ ]と呼ぶことから、当時愛飲されていた[タヒボ]の原木は、アベラネダエ種限定ではなく、紫イペー全般を指すものと推測されます。

■ 紫イペー(タヒボ)

紫イペー(タヒボ)の樹木は、高さ30m,幹の直径50cm〜1.5mにも及ぶ巨大なものが多く、大きなものは45m以上に育ち、根元の直径は1.2〜1.8mに達します。熱帯雨林の樹木の中でも、耐久性のある樹木の一種であるため、木材としての利用価値も高く、家屋や船の建築から農場で使われる道具などに広く使用されています。 現在ブラジル政府は樹木を保護目的で管理しており、同政府の許可なくタヒボの樹木を入手することはできなくなっています。このため、タヒボと偽って、製材の残りくずや全く別の樹木、あるいは薬効がほとんどないものが流通している可能性があります。

■ タヒボの有効成分

さて、タヒボの有効成分については、世界各国で研究がなされてきました。

1956年から1963年にかけて、イタリアのローマ衛生研究所において行われた実験では、タヒボ(紫イペー)の樹皮や幹に含まれるラパコール(lapachol)という黄色い色素に抗菌作用があることが明らかにされました。1968年、ミラノのカルロ・エルバ研究実験所において行われた動物実験では、ラパコールに抗ガン作用があることが確認されました。タヒボの抗ガン特性はラパコールに帰すると考えられ、ラパコールの抗ガン作用について研究が進められました。しかし1974年、アメリカの国立癌センター(NCI)において行われたPHASE I 臨床実験の結果、副作用 (注2) なくしてラパコールによる治療効果を上げることができなかったことが発表され、また、期待したほどの強い抗ガン効果がなかったため、タヒボの研究は次第に収束していきました。

ところが、1988年、南米薬用植物学者ウォルター・ラダメス・アコーシ(Walter Radames Accorsi,1912〜;サンパウロ大学農学部名誉教授)によって、紫イペー(タヒボ)のアベラネダエ種の内部樹皮と、キノン(quinone;天然色素成分)の有効性が報告されると、1989年、京都大学の研究グループにより、有効成分の分画・単離が行われました。そして1992年、アベラネダエ種に含まれるキノンの一種、ナフトキノン(naphthoquinone)系の物質にガンを抑制する作用があり、その抗ガン活性はラパコールの1,000倍以上あったことが報告されました。


このナフトキノン系の物質は[ NFD (ナフト・フラン・ディオン,naft fran dion) (注3) ]と名付けられ、日本・アメリカ・中国・台湾において物質特許を取得しました (注4) 。特許申請時には、[NFD]がガン細胞の増殖を阻害したり、ガン細胞を死滅させたりする作用に関する実験結果も提出されました。その結果によれば、増殖抑制効果は、前立腺ガン細胞,肝ガン細胞, B型悪性リンパ腫細胞,肺腺ガン細胞などに対して顕著にあらわれていましたが、そのほかのほとんどの種類のガンに対しても認められました。また、正常な細胞には毒性を表さず、ガン細胞だけを選択的に阻止、破壊したことも示されました。ただし、日本では[抗ガン剤]ではなく、飽くまでも[発ガンプロモーション阻害剤]としての認定にとどまっています。しかしこのことは、[ タヒボNFD ]が、抗ガン作用があると考えられている他の健康茶(カバノアナタケ茶、クロワール茶、ウコン茶など)と一線を画することを示していると言えるでしょう。
抗ガン作用を期待するのであれば、特許成分[NFD]を含んだタヒボ茶を選ぶのがよいでしょう。

 

注2)数日間継続して数グラムの高容量のラパコールを摂取した場合、抑えられない出血、吐き気、嘔吐、食欲不振などを引き起こす可能性があります。

注3)[NFD]および[タヒボNFD]は、タヒボジャパン株式会社の登録商標です(商標登録番号 第2101823号)。

注4)[NFD]は日本・米国・中国・台湾におけるタヒボジャパン株式会社の特許成分の固有名称です。
日本物質特許 第2669762号,米国物質特許 第5663197号,中国物質特許 第93116259.9号,台湾物質特許第092054号

■ タヒボNFD

[NFD]は、現地の人にさえ公表されない特定地域にだけ自生する樹齢30年以上のアベラネダエ種の、外皮と木質部に挟まれた僅か7mmほどの内部樹皮(靭皮部)だけに含まれています。内部樹皮には黄色っぽいもの、白っぽいものなどいろいろありますが、赤みを帯びた茶褐色のものが高品質とされています。[タヒボNFD]の原木は、1km四方に1本しか成長することができないのだとか。親木の側に種子が落ちても、約1m範囲で枯れることが確認されています。 [タヒボNFD]の原木はまた、大変重く堅い材質であるため、チェーンソーで伐採できるのは1日に2本と限られています。 なお、[NFD]含有のスキンケア商品(石鹸,スキンクリーム,スキンローションなど)も販売されています。

■ タヒボ茶のその他の効能

タヒボ茶の抗ガン作用以外の効能としては、抗炎症作用と鎮痛作用、免疫賦活作用、止血作用、利尿作用などが挙げられます。
また、タヒボ茶には、ビタミンやミネラルなど、美容と健康維持に欠かすことのできない栄養素もバランスよく含まれています。特に鉄、銅、亜鉛、カリウム、カルシウムなどの必須ミネラル類の含有量が豊富です。そのほか、フラボノイドやポリフェノールなどの抗酸化成分も含まれており、それらの相乗効果を期待することができます。
狭義のお茶ではないため、タンニンの含有量が少なく、カフェインの含有量がゼロであり、また、ウーロン茶やカバノアナタケ茶などに比べてクセのない味であることが幅広い年齢層に支持されている理由の一つかもしれません。

■ タヒボ茶の美味しい飲み方

現在日本で市販されているタヒボ茶には、粉末タイプ、ティーパックタイプ、エッセンスタイプの3種類があります。 タヒボにはタンニンが僅かに含まれています。このタンニンが鉄と混じり合うと、金属反応を起こし、タヒボの風味を損ない、色も黒く変色します。このため、煮出す際には耐熱ガラス製、陶製、ホーロー製のものを利用した方がよいでしょう。 タヒボ茶は、温かいものを空腹時に飲用する方が有効成分の吸収率が高いようですが、冷たいものでも有効成分に変わりはありません。一度煮出したものは、夏は冷蔵庫で、夏以外は常温で、2,3日は保存できます。 なお、タヒボ茶を多量に飲用した場合、まれに軽い下痢、軟便などの症状を訴えることが見受けられます。重篤な副作用は一切報告されていませんが、飲みすぎには注意してください。その他、飲用前にパッケージなどに記載されている注意事項を熟読してください。

粉末タイプ「タヒボ」の飲み方

  1. 耐熱ガラス製(または陶製、ホーロー製)のティーポットに水を1リットルくらい注ぐ
  2. 1の中に、タヒボの粉末をスプーン山盛り5杯くらい入れる
  3. ティーポットを火にかけ、沸騰したら弱火で30分ほど煎じる
  4. 火を止めてタヒボの粉末が底に沈んだらマグカップ等に注いで飲む
    (茶漉しを使ってもよいでしょう)

ティーバッグタイプ「タヒボ」の飲み方

  1. 耐熱ガラス製(または陶製、ホーロー製)のティーポットに水を1リットルくらい注ぎ、タヒボのティーバッグを1つ入れる
  2. ティーポットを火にかけ、沸騰したら弱火にして30分ほど煮出します
  3. ティーバッグはティーポットに浸したままで、煮出したタヒボ茶をマグカップ等に注いで飲む

タヒボエッセンスタイプの呑み方

1リットル弱のお湯にタヒボエッセンス1包を溶かす

■ もったいない!タヒボの茶殻も利用しよう!

タヒボ茶を煎じたあとに沈殿する茶殻にもまだタヒボの有効成分が多く残っていると言われています。タヒボの茶殻も活用しましょう。
お肌に合わないときはすぐに使用を中止して、医師の診察を受けてください。皮膚炎やアレルギー体質の方、現在治療を受けている方は使用の前に医師または薬剤師に相談してください。

〜 健康茶は民間療法 〜

一般的に昔から生活の知恵として伝承され愛飲されてきたお茶類を【健康茶】(野草茶、民間茶、代用茶)と言います。素材は主に、植物の葉や茎、果実の実、皮、花、キノコなどを乾燥させたものです。
厳密に言えば、健康茶はお茶ではありません。狭義のお茶は、紅茶、中国茶、緑茶など、お茶の木(カメリア・シナンシス,Camellia Sinensis)から作られたものを指します。しかし健康茶も、一般的には広義のお茶に含まれています。また、健康茶は、ハーブティー(ハーバルティー,Herbal tea)一種とも言えます。実際、たとえばタヒボ茶は海外でハーバルティーとして販売されています。
たとえば、ハト麦、エビスグサ、はぶ草葉、杜仲葉、霊芝、どくだみなどは古くから親しまれてきましたし、タヒボを筆頭に、カバノアナタケ、ウコン、 イチョウ葉 、ゆず、 グァバ 、明日葉などは近年人気が高まっています。
現在は薬事法によって、専ら医薬品として専門的知識なしには利用できないもの、健康茶として手軽に利用できるものに分類されています。
健康茶として使用可能な原材料においては、薬事法の規定に、販売に際して効能、薬効をうたうこと(表記・宣伝)は禁止されています。
(化学的根拠があるかどうかは別としても、昔からそうした作用があると伝承されているものとしての)効用はそれぞれです。たとえば、杜仲茶であれば、体内の脂肪を減少させる作用があるとされ、肥満予防の効果を期待することができます。あるいは、どくだみ茶であれば、体内の老廃物や有害物を排泄させる作用があるとされ、美肌効果を期待することができます。

健康茶は薬(医薬品)ではありません。飲用によって、ごく軽い症状の改善や予防を期待できるかもしれませんが、決して保証するものではありません。症状が悪化しているときは専門医の治療を受けましょう。また、まったく副作用がない訳ではなく、人によっては下痢や便秘、体調不良の原因になることもあります。健康茶の摂取により重篤な副作用が発生している例もあります。飲み方には十分注意する必要があります。現在治療中の病気がある方は必ず医師または薬剤師に相談してください。


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